プリプレス
創業110年、亨有堂印刷所の組版力と
印刷前工程の検査体制
添付文書(能書)の校正は3人体制でチェック
亨有堂印刷所は、添付文書の組版に40年あまりの実績があります。
初校から責了・下版まで全ての工程において、校正専門の要員3人による、3回の校正を実施。3人手分けしての校正ではなく、3人がそれぞれ校正するのです。
校正も一字一句校正に留まらず、製薬会社ごとの統一ルールや読みやすさへの配慮まで、10年以上添付文書校正を行ってきたベテランによるチェックを実施しています。
画像マッチングシステムによる、下版前の最終チェック
組版データはCTPシステムにより印刷用のプレート(版)に出力しますが、その際CTPシステムに合わせた形にデータを変換する必要があります。すなわち、その過程で予測不能なコンピューターの「バグ」が起こる可能性があるということです。亨有堂印刷所では、予測不能なバグをも確実に捕らえるため、下版前に最終データのチェックをします。お客様の責了(校了)ゲラと刷版データ(1Bit tiff)を画像マッチングシステムの検査機(検版機)でチェックし、バグによる文字化け・抜けなどを未然に防ぎます。
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左が正しい出力結果(InDesignやIllustratorから出力したデータ)。右が文字化け(バグ)が起こった刷版データ(1Bit tiff)。データ変換の過程でデータに思わぬ不具合が生じることがあります。
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左が責了ゲラをスキャンしたもの、中央が刷版データ(1Bit tiff)、右が責了ゲラと刷版データを重ね合わせた結果画像。
印刷前のミスを防ぐ、亨有堂印刷所のプリフライト部門
添付文書の責了(校了)から下版まで、亨有堂印刷所では実に7回ものチェックを行っています。これは、間違いのないデータを印刷工程に渡すため。不良品納入0(ゼロ)のスタート地点を、より確実なものにするためです。
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責了までの工程でも、必ず出校前に3人がチェック。責了校正も3人で行い、さらに検版で問題ないことが確認された刷版データも、プルーフ出力した上で3人がチェックします。刷り上がった色校正なども3人でチェックしています。
創業110年の日本語組版力
活版から写植、電算写植を経てMacDTPへと至っている亨有堂の組版。110年という時間で培われた組版力が当社の強みです。
訂正を重ねる中で内容に矛盾が生じないか、語句の統一に漏れはないか、表面的に字面を追うだけでなく、そこからさらに一歩踏み込んだ校正を持ち前としています。一連の流れを把握し、赤字の変遷は細かく記録。気付いたことはどんなに些細なことでもお伝えします。当社はこの手法で印刷前のミスを最大限に防ぎます。
また、ご相談に応じて書籍装丁や本文レイアウトのデザイン、パンフレット・チラシのデザインなども手がけております。
添付文書のHTML、SGML化など、電子化にも対応
亨有堂印刷所では、組版・印刷した添付文書のHTML化、pmdaに提出するSGML化も行っております。
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